ラクレット/Raclette

ヴァレー州名産のラクレットチーズをトロトロに溶かして、茹でたジャガイモにからめて食べる料理

 

独特の味が人気の大型ハードチーズ「ラクレット」を溶かし、トロトロになったチーズを皿にのせ、茹でたジャガイモにからめて食べる料理。つけ合わせとしてピクルスやパールオニオンが定番です。直径40cmほどもあるチーズを半分に切って、暖炉の火のところに置き、切り口が溶けてきたら、その部分をそぎ落として食べるスタイルです。

「ラクレット」というチーズの名前(料理名も同じ)も、“削りとる”という意味のフランス語の動詞”ラクレ Racler” に由来しています。そもそもヴァレー州の山岳地帯に暮らす牧童たちが昼などに、焚き火のそばに石を置いて表面のチーズをとかして食べていたのがはじまり。ヴァレー州の村などでは、今でも暖炉や薪窯などの前に石を積み、伝統的な方法でつくるレストランもありますが、一般的には、専用の電熱器で溶かす場合が主流になっています。家庭用の専用卓上電熱器もポピュラーで、準備も簡単なことから、日本でいえば鍋料理のように、冬のパーティ料理の定番メニューのひとつ。スキー場、野外イベント、クリスマスマーケットの屋台などでよく見かけます。

ref. スイス政府観光局